【おせち料理のいわれ】

数の子、田作り、黒豆、昆布巻き
おせち料理には
すこやかに暮らせますように･･･
幸せに長生きできますように･･･色々な願いがこめられています。

【おせち料理のいわれ】

おせち料理の基本は、
・祝い肴三種（三つ肴、口取り）
・煮しめ
・酢の物
・焼き物
＊肴（さかな）とは 酒を飲むときに添えて食べる物という意味

三つ肴の内容は地方によって異なり
関東では黒豆、数の子、ごまめ（田作り）の3種
関西では黒豆、数の子、たたきごぼうの3種

一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり味を濃くするなど、日持ちする物が多い。
これは歳神を迎えて共に食事を行う正月の火を聖なるものとして捉（とら）え、神と共食する雑煮をつくるほかは火を使う煮炊きをできるだけ避けるべきという風習に基づく。家事から女性を解放するためという要素があるとみる説もある。

【基本のおせち】

一の重

数の子、田作り、黒豆の祝い肴（さかな）を中心に、前菜的な料理を詰めます。
詰める料理の数は奇数にするのが決まりです。

一の重
1	黒豆		まめに暮らせば楽になる 邪気を払い無病息災を願う
2	かずのこ		子孫繁栄を願う
3	ごまめ		五穀豊穣を願う
4	たたきごぼう		長く細く暮らせるように 長寿を願う
5	紅白なます		大根と人参で紅白を演出
6	紅白かまぼこ		形状が初日の出の形に似ることから用いられる。赤色は魔除け、白色は清浄を意味している。 紅白の色が縁起が良いとされる。
7	栗きんとん		搗ち栗（かちぐり）は「勝ち」に通じることに由来。「金団」とは金色の団子という意味で、金銀財宝を意味しており金運を願ったもの。

二の重

食べたえのある肉や魚介を使った焼物や煮物などを詰めます。
詰める料理の数は奇数

二の重
1	えび		長寿を祈願した縁起物（ひげが長く腰が曲がっている様子に由来。また、海老は脱皮を繰り返していくことから出世を願うものとされる。
2	ぶりの焼物		出世を祈願。出世魚であることにあやかったもの。
3	だて巻き		巻物（書物）に似た形から文化・学問・教養を持つことを願う縁起物。
4	昆布巻き		「喜ぶ」のゴロ合わせ
5	金柑		「ん」は「運」に通じ、運を重ねるの意。財宝としての「金冠」を意味している

三の重

煮しめ

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